2023年6月 水無月の食卓教室が終わりました
6月 節気の食卓教室が終わりました。
新暦の六月十六日から二十日頃
二十四節気 七十二候では、梅子黄(うめのみきなり)という候の名が付く頃で、
梅の実が熟して色づく頃になります。
そんな季節に合うお料理をレッスンしました。
始まりの酒は、私が2年前に漬けた梅の日本酒。
皆様に召し上がっていただきながらの、
お献立やお料理のポイントの座学を。
先付け、揚げ物、煮物、汁物、飯と基本一汁三菜の
流れで今月は、コース形式での皆様の試食となりました。
今月は、玉蜀黍の天ぷらを作りましたもので、
やはり、熱々を皆様に召し上がって欲しいということで
どうしても、一品一品のご提供に。
たまにのコース形式も、私は好きなんですが、
初めての方はびっくりされていたようです。
先付けには、水無月の胡麻豆腐。
豆腐を練るのに、かなりの腕力が必要ですので、
毎日の実習で、二の腕が心配ではありますが、
混ぜ物の無い胡麻だけのシンプルな味は、とても地味深く、
まるで自分自身も色んなものを削ぎ落としてくれるような気がします。
まさに、夏越の祓になったのでは無いでしょうか?
煮物には、梅酒豚煮。
季節の手仕事として、煎り酒を作り、
蛸と胡瓜の煎り酒素麺を。
こちらのお料理は、蛸と胡瓜の緑酢から思いついたお料理です。
皆様にも大人気で、必ず喜んでいただけるので、
夏のおもてなしに、私も出すことが多いお料理の一つです。
ご飯には、和風海老チリ丼。
日本料理で、海老チリ!とびっくりされるかもしれませんが、
コースの後の締めに良いのです。
正統派にも関わらず、最後に外す。
そしてびっくりしてもらえるお料理です。
冷菓子としまして、メロン冷やしあめとさくらんぼ。
メロンと生姜を合わせると、
甘い、いや辛い、甘い、いや辛い。
メロンと生姜が交互に出てくるにも関わらず、
冷やっととても美味しいのです。
メロン冷やしあめと、勝手に私名付けました。
お見知り置き、どうぞよろしくお願い申し上げます。笑
皆さんの喜んで下さった顔を想像しながら、
作り上げた献立メニュー。
今月もご参加下さいましてありがとうございました。
井植雅子
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